3.塗装の基礎知識 <塗装用具 1> 前ページへ

 
・ハケの種類
スジカイバケの種類
新しいハケを使い始めるとき
ハケを上手に使うために
抜け毛が塗装面についたとき


  ハケの種類

 塗料といえばハケですが、まずはこの基本的な塗装用具であるハケについて説明しておきましょう。ハケの形としては、スジカイバケ、平バケ、ズンドウバケの3種類があります。

スジカイバケ
は柄がハケのラインに対して45度傾斜しているもの。木造住宅の骨組みの変形を防ぐために、柱と柱の間に対角線方向に入っているスジカイを柄の角度が連想させるためにこのネーミングがついたと思われます。このスジカイバケは、細かい部分が塗りやすく、ハケの主流になっています。

平バケ
はハケ先が平らで幅が広く、広い面を塗るのに適しています。ただし今はローラーバケやコテバケを使うので、ほとんど使われなくなっていますが、油性塗料用、水性塗料用が市販されています。

ズンドウバケ
はハケ先がぶ厚く、毛の量も多くできています。粘度の高い油性塗料に使われ、しかも塗料を多く含むことができるので、昔トタン屋根などを塗るのに使われてきましたが、今では限られた場合にしか使われません。



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  スジカイバケの種類
 ハケといえばほとんどスジカイバケを使うようになっています。このよく使われるスジカイバケの種類ですが、油性塗料用、水性塗料用、ニス用の3種類があります。
 油性塗料用は馬毛など腰の強い茶色の毛でできています。水性塗料用は白っぽい色で、毛の長さは油性塗料用と同じ、毛の腰は油牲塗料用とニス用の中間です。一般的には山羊毛やソフトな馬毛でできていますが、最近はナイロンなどの化学繊維が混ざっているものや、化学繊維でできているものもあります。化学繊維が混じっているものを使ってみると腰が適度にあって塗りやすく、しかも洗うときにすばやく塗料が洗えて、おすすめです。
 ニス用は山羊毛でできた白くて柔らかい毛で、毛の長さが短いのが特徴です。柔らかい毛はニスをなめらかに塗ることができるという特徴があります。
どのスジカイバケも、幅が狭いものから広いものまであり、塗るものに合わせて、塗りやすい幅のものを選びます。
油性スジカイバケ
水性スジカイバケ
ニス用スジカイバケ


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  新しいハケを使い始めるとき
 新しいハケをおろしたまま使い始めると、塗装面にハケの抜け毛が貼りついて困るものです。使う前によくしごいて抜け毛をできるだけ取っておきましょう。ただ手でハケをしごくだけでは、あまりよく取れません。ブロックなどにこすりつけたり、l00番ぐらいのサンドペーパーにこすりつけるなどの方法もありますが、ハケの柄を両手ではさんでクルクルと勢いよく反転させると、おもしろいように抜け毛が浮いてくるので、それをしごき取るようにするのがおすすめです。
ハケの柄を両手ではさんで前後に動かし、クルクルと勢いよく半転させていると、抜け毛が浮いてくる。
浮いた毛をしごいて抜く


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  ハケを上手に使うために
 まずスジカイバケは、細かい部分が塗りやすいように、基本的にはペンホルダーといってエンピツを握るような持ち方をし、あまり強く握らず、ハケを楽に動かせるようにします。
ハケに塗料をつけるときは、ハケの毛の長さの半分から3分の2までに塗料をつけます。ドップリとつけると腰がなくなって塗りにくくなるからです。ただ使っているうちに根元までついてしまうのは、仕方ありません。
ハケに塗料をつけたら、塗料缶など容器の縁で余分な塗料を軽くしごき、たれないようにしてから塗り始めます。スジカイバケは横に動かすと、ハケの幅に塗れますが、隅やコーナー部分は、ハケを縦に使って塗ると、隅まできっちりと塗ることができます。

スシカイバケはペンホルダーに持ち、ハケの半分〜3分の2までに塗料をつける。   ハケに塗料をつけたら、容器の縁で余分な塗料を軽くしごいて、たれないようにする。
  スジカイバケは、壁面や天井など広い面を塗るとき、先に隅やコーナー部分を塗るのに使う。隅を塗るときはハケを縦に使うと塗りやすい。


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  抜け毛が塗装面についたとき
 塗装していて、抜け毛が塗装面に貼りついてしまったとき、爪の先などで取ろうとすると、塗装面に爪跡がついてしまいます。そんなときは、塗料がついたスジカイパケで、ハケを縦に使って八ケの先でなでるようにすると、ハケの先に抜け毛がついてきます。これを指先で取れば、塗装面に凹凸をつくらずにきれいに取ることができます。



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