トイレ イスの張り替え
【1】張り替えの前に
【2】張り替えの方法
【3】知っていると便利な応用の知識


 ダイニングテーブルのイスは、座面が汚れたり、シミだらけになったり、すり切れたりしてくると、見るからにみすぼらしくなってしまいます。そのようなイスがゴミとして捨てられているのをよく目にしますが、座面だけの張り替えならば、プロに頼まなくても、誰にでも簡単に1脚20分ぐらいで張り替えることができます。座面がきれいになれば、イスは見違えるようになり、新しい命が吹き込まれたように、また何年も使うことができます。
 汚れたイスを張り替えるだけでなく、イスのイメージに合った柄を選んだり、部屋の模様替えに合わせて張り替える、夏と冬で違う柄にする、カーテンやテーブルクロスとお揃いにすることもできます。
 また、家族それぞれに気にいった柄にしてマイイスにするのも楽しいものです。飽きたら、また張り替えればいいので、気楽に楽しみましょう。
 ダイニングテーブルのイス以外でも、勉強机のイスやスツール、ピアノのイスなど、張り替えられるイスがいろいろあります。


【1】 張り替えの前に  

 簡単に張り替えられるイス

 イスをひっくり返して、裏面を見てみましょう。イス本体に座面がネジ止めされていれば、そのネジをはずすと座面がポコッとはずれるので、どんなイスでも簡単に張り替えられます。
 ただし、背もたれに座面と同じ布やレザーが使われている部分があると、張り替えは難しくなります。その部分の張り替えはイスによってさまざまで、ケースバイケースになります。
 また一部のダイニングテーブルのイスには、クラシックなタイプで、座面に布やレザーが巻き込んだ状態で止めてあるものがあり、座面がはずれないので、張り替え方法が違い、そう簡単には張り替えられません。

1.ネジで座面がはずれるダイニングテーブルのイス。
2.丸いイス。これも座面がはずれる。
3.スチール製の四角いイス。これも座面がはずれる。
4.ピアノのイス。これも座面がはずれる。



5.背もたれに布が使われているイス。背もたれ部分の張り替えはイスによってまちまちなので、背もたれ部分の張り替えは難しい。

6.座面に布が巻き込んだ状態で下で止めてあるイス。座面がはずれないので、簡単には張り替えられない。


 イスの張り替えに使う布
 イスの張り替えというと、イス用の布を探さなければ、と考えてしまいがちです。イス用の布は厚みがある丈夫な布で、専門店などで売っていますし、最近はホームセンターでもおいてある場合もあります。
 ただ、自分で張り替える場合は、イス用の布でなくても大丈夫。生地屋さんで、薄くないしっかりした布、ビニールレザーなどの中から、好みの柄や色を選べはOK。以前キルティングを使って張ったこともあります。
 また厚みのある布製のテーブルクロスとして切り売りされているものや、カーテン生地も使えます。ある講習会で、安売りしているカーテンを持ってきた人もいました。
 なお、イス用の布と比べると、布によっては厚みが薄く、早くすり切れる恐れもありますが、何しろ1脚20分ぐらいで、気楽にいつでも張り変えることができるので、心配は入りません。


  使う道具
  イスの張り替えに使う道具は、文具用ホッチキスを大きくした、木にも打てるタッカ「ガンタッカ」「ミニタッカー」「ホビーホッチキス」(マックス)のいずれかを使います。
 また99年10月に「ホビーホッチキス TG−HC」(マックス)が発売されています。これはホビーホッチキスに、クリンチ(普通のホッチキスのように紙をとじる)機能がついたものです。
 なお、それぞれにステープル(針)のサイズが違うので、専用のステープルを使うようにしましょう。
 新しく買い求めるときは、1000円前後で変える「ホビーホッチキス」で十分です。また100円ショップでも同じようなものがあるそうです。
 タッカを使うときは、クリップとハンドルを握り、ステープルの出る部分を垂直に押しつけて、ハンドルを強く握ります。「パチン」と音がしたら、ステープルが打ち込まれます。1度打ったら、レンドルを完全にゆるめて元に戻してから次を打ちます。
 ハンドルはなるべく先の方を持つようにすると、テコの原理で楽に打てます。また慣れていない人や押しつける力が弱い人は、針の出る部分の上を左手で押さえると、針が浮くのを防ぐことができます。はじめてのときは、かまぼこの板などに2〜3発打ってみると、要領がつかめます。
 あとは、布を切るためには、やはり裁ちバサミ(布用のハサミ)があるとスムーズに切ることができます。
 また、打ち損じたステープルを抜くのに、マイナスドライバーとペンチがあると便利です。

「ホビーホッチキス」はプラスチックでできているために軽く、扱いやすい。使わないときは、ハンドルをハンドルストッパーに引っ掛けておくと、コンパクトになる。


 ステープルの入れ方
1.プッシャつまみを押し込みながら、下へ下げると、プッシャが出でくる。
2.プッシャをはずす。
3.ステープルの針先を下にして、ステープルガイドに入れ、奥まで滑らせて入れる。プッシャを差し込み、プッシャつまみを押しながら上に上げる。
* ステープルのサイズ
幅12mm×足の長さ8mm×太さ0.5mm


「ホビーホッチキス TG−HC」は、ホビーホッチキスとまったく同じだが、下にクリンチャホルダがついている。


タッカとして使うときは、クリンチャホルダを回転させて後ろに回して打つ。
 ホッチキスとして使うときは、クリンチャホルダを、ステープルが出る部分に回転させ、紙をはさんでとじる。


「ミニタッカー」は、ホビーホッチキスが発売される前にガンタッカの工作用として開発されたもので、金属でできていて、多少重い。仕組みはホビーホッチキスとほとんど同じ。
* ステープルのサイズ
幅8mm×足の長さ8mm×太さ0.5mm




「ガンタッカ」はプロも使っているタッカで、金属でできていて、ひとまわり大きい。ただしミニタッカーよりもさらに重い。
* ステープルのサイズ
幅12mm×足の長さ10mm×太さ0.5mm
  ステープルの入れ方
ガンタッカを逆さにし、つまみを親指と人差し指ではさんで力を入れると、ステープルガイドが自動的に出てくる。ステープルは針の先を上にしてマガジン部に入れ、ステープルガイドを押し入れてつまみを押さえながら最後まで押し込む。

 
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