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加寿子のひとりごと  
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-- 第9回 -- ユニットバスのカビ

 去年のちょうど梅雨の時期、TVの収録で都内のあるマンションのお宅に伺ったときのこと、窓のないユニットバスタイプの浴室に入ってみたら、見事に壁から天井までカビだらけではありませんか。ディレクターもよくこのようなお宅を見つけたものだと、感心してしまうほどなのです。

 奥さまに聞いてみると「小さい女の子がいて、いつも後ろについてきてしまうので、カビ取りができなかった」と。なるほどね。でもこの浴室の中の空気はカビの胞子だらけで、特に小さい女の子には健康に悪かっただろうと内心は思ってしまいましたが、元気そうな女の子を見てホッとしました。

 奥さまは「カビ取りはカビ取り剤を使ってするもの」と思い込んでしまったのでしょう。ところが実際は、ブラシや雑巾で水をかけながら洗ったら、ほとんどのカビはきれいに落ちてしまいました。そうなんです。ユニットバスのプラスチック部分はツルツルなので、カビは表面についているだけ、水洗いで落ちるのです。

 「カビだらけの浴室をカビ取り剤できれいにしなければ」と覚悟して行った私は、あまりに簡単にきれいになり、「よかった」というのが実感でした。「水洗いだけでこんなに落ちるなんて、思ってもいませんでした」という奥さまと話していたら、「換気扇は何時間もつけているんですけどね」というではありませんか。ドアの下には換気口もあるので、閉めきったまま換気扇をまわしているわけではありません。「それならなぜこんなにカビが生えるんだろう」不思議でした。

 そこで、換気扇をつけてタバコの煙を近づけてみたら、全然空気を吸っていません。カビだらけの原因の1つはこれです。入浴後バスタオルなどで水分を拭き取ってしまうことと、換気扇を専門家に見てもらうことをアドバイスし、すべての収録を終えてこのお宅を後にしました。
 その後、考えてみると、台所の換気扇はお掃除するけれど、浴室やトイレの換気扇の掃除はしたことがないお宅が多いのでは、ということに気がつきました。タバコの煙でなくても、お線香の煙でいちどチェックしてみることをおすすめします。

 また、このお宅のような場合には、安全な乳酸系のカビ取り剤「かびコロジ」(サンデーペイント)がおすすめです。カビを殺菌する力は塩素系カビ取り剤に負けないし、汚れを落とす効果もあります。お掃除感覚でこれを壁などにスプレーして、10分ぐらいしてから水洗いすれば、カビの胞子などを殺菌でき、汚れも落とせて、しかもカビの発生を防ぐことができます。



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