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加寿子のひとりごと
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-- 第12回 -- 排水の詰まりが直った?!


 我が家は築29年の一戸建てです。今まで台所シンクの排水が詰まったことは一度もありませんでした。ところがあるとき、食器を洗っていて、ちょっと水を多めに出すと、水がシンクの中に溜まってくるようになってしまいました。全開するとみるみるうちに溜まってきます。ただ、そのままにしておけば水は流れていって、なくなります。
 「困ったなあ」「完全に詰まる前になんとかしなくっちゃ」と考えていたところに、排水パイプのお掃除をしませんかという業者の方が来ました。北側の庭にある、台所からの排水の直径10cmぐらいの丸いプラスチックのフタを開け「かなり汚れていますね」「掃除をしましょう」というのです。「自分でなんとかしてみるので…」とお断わりしたところ、「強い排水パイプクリーナーを使うと、はがれ落ちたものが詰まることもありますよ」という言葉を残して帰っていきました。

 私にとって、これはよい実験材料です。自分でやってみるしかありません。実は酵素と微生物でパイプの中をきれいにするという「バイオパワー液状」(アズマ工業)という排水パイプクリーナーを試してみたかったのです。
 これを流し込むと、汚れに取り付いて1週間汚れを分解するというのがメーカーの方の説明でした。「詰まりが3日ぐらいで直ることもあります」とも聞いていました。これで直ったらしめたものです。
 初めは2袋を流し込むようになっています。1袋ずつ流し込むより、一緒にしてから流し込んだほうが、排水管の先まで届くような気がして、空ビンに2袋の液体を集めてから夜寝る前に流し込みました。
 「これで直るのでは」と期待していましたが、1週間たっても改善されたようすはありません。「やっぱりだめかな」「どこで詰まっているんだろう」。

 母は「排水口から針金でも突っ込んでみたら」と言うのですが、もちろん蛇腹ホースに穴を開けてしまうから針金はNG。「曲がっているところが詰まりやすいというから、多分下の排水管で詰まっているのかな」。頭の中でいろいろ思いめぐらせました。
シンクの下の扉を開けて、すべてのものを出して、蛇腹ホースを引き抜くしかないかな。バケツで蛇腹ホースの先を受けて、シンクから水を流してみる。水が通りにくければ、蛇腹ホースの中が詰まっている。そのときは、蛇腹ホースのお掃除をするか、蛇腹ホースの交換だ。
もし水が問題なく通れば下の排水管の詰まりだ。そうなったらワイヤー式のパイプクリーナーを排水管に突っ込んで直すしかない。ホースを突っ込んで水を勢いよく出すという方法も聞いたことがあるけれど、どちらにしても汚いし、大変だ!!
 考えただけでも、うんざりするような作業だし、できればそんなことをしなくてすめばいいにこしたことはない。そして「もう少しバイオパワー液状を流してみよう」これが結論でした。

 それから2袋の液体を一緒にして、1週間ごとに流し込むことを続けました。4週間たってもよい方向に向かっているとは思われません。またもや「やっぱりだめか」「酵素や微生物で詰まりを直すなんて、そんなうまい話はないよね」とあきらめかけたのですが、詰まりを直す作業をしたくないばっかりに、「もう少しだけ」と思って続けてみたのです。
 そして6週間がたったとき、ある日突然に水がスーッと流れはじめたのです。「直った!」「本当に直ったんだ?!」信じられないような、でも本当によかったと思った一瞬でした。
 流し込んだあと30分ぐらい放置すれば、汚れにとりついて分解するので、食器を洗うなど水を流して使っていても問題はないのですが、熱湯を流すと微生物が死んでしまうので、パスタのゆで汁など熱湯を流さないようにするのだけがちょっと面倒でした。それにしても環境も汚さずにハイプの詰まりが直ったのは快挙でした。「バイオパワー液状を信じてよかった」。



 
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